グランドキャニオンからラスベガスへの長い長い帰路。
この道のりを助手席に座っている時間が好き。
まっすぐな道、大きな空を眺めながら、
心地よい疲れとともに、大切な時間を過ごした充実感を感じる。
ハンドルを握るRickyの顎に無精ひげが生えて、時間の経過を思う。
後ろからは、仲間のおしゃべりと笑い声が聞こえ、
静かになったなーと思うと、ぐっすりと眠っている。
まだ旅の途中ではあるけれど、
みんなとの出会いから、昨日のグランドキャニオンまで、
旅のさまざまなシーンが思い出される。
もうすぐ旅が終わるという切なさをじんわりと感じる。
そして、この旅で出会ったみんなとのこれからを思う。